「労働条件(RJ)パトロール!」は、労働法を、クイズを通じて学習することができる厚生労働省の公式アプリです。
アプリでは労働法に関するクイズをすることができる他、労働法に関する情報の閲覧や、労働条件に関する相談窓口の連絡先を確認することができます。
働く際のルールである労働法を知ることで、気持ちよく働くことや仕事をよりスムーズに進められるだけでなく、自分自身を守ることにもつながります。これを機にアプリで労働法の勉強をしてみませんか。
アルバイトを始めてみると、約束していない業務に就かされる、責任の重い仕事を任される、約束した以上にシフトを組まれる、重いノルマを課される、商品を買うよう迫られる、辞めさせてもらえないなど、様々なトラブルに遭遇することがあります。
また、就職してからも、時間外や深夜、休日に働いたり、長時間続けて働くことによって、心身ともに大きな負担となり、最近では、過労によるストレスなども大きな問題となっています。
『マンガで学ぶ労働条件』では、働き始めるとき・働くときの注意点について、マンガでやさしく紹介します。
条件と違うと違法な場合があります!
労働者を雇う時に、会社が労働者に明示すべき労働条件が定められています(労基法15条)。働き始めるときには、自分の労働条件をきちんと知ることが重要です。もし、会社から労働条件を明示されなかったり、内容に疑問があったりするときは、そのままにしておかないで会社に「確かめる」ことが、トラブルを防ぐポイントとなります。
時間外労働をすると割増賃金が発生する可能性があります!
原則、労働者が1日8時間を超えて労働した場合や、深夜(原則として午後10時~午前5時)労働をした場合、使用者は、1時間当たりの賃金の25%以上増し、法定休日に労働させた場合には1時間当たりの賃金の35%以上増しの割増賃金を支払わなければなりません。また、1か月に60時間を超える時間外労働の割増率は、50%以上増しとなります(当分の間、中小企業には適用が猶予されています)。
自分の労働時間を正確に把握し、賃金が適切に支払われているか確認しましょう。
平日夜間・土日祝日に無料で、労働相談ができる電話窓口(労働条件相談ほっとライン)、労働基準法などの違反が疑われる事業場に関する情報受付窓口、労働条件に関する相談窓口である都道府県労働局、労働基準監督署及び総合労働相談コーナーの所在地、連絡先はこちらです。